転職の証明写真|Web応募
Web応募の写真は、送り方ひとつで画質が落ちます。
転職の応募は、いまや大半が画面の上で進みます。せっかくきれいに撮った写真も、受け渡しの途中で縮められ、色が変わってしまうことがあります。データの決まりごとと、劣化させない扱い方をまとめます。
このページの要点
- 指定がなければ、縦4:横3の比率、縦600×横450ピクセル前後、JPEG、sRGB。
- 画質が落ちる原因の多くは、メッセージアプリでの転送と、保存のくり返しです。
- 元の大きなデータは手を付けずに残し、用途ごとにコピーを作る。
- 紙の写真しかないときは、スキャンでデータ化します。
まず確かめること:応募先の指定
写真データの決まりは、転職サイトや企業の応募フォームごとに違います。登録の画面か、ヘルプのページに書かれています。見る項目は4つです。
| 項目 | よくある指定 | 指定がないときの目安 |
|---|---|---|
| 縦横の比率 | 縦4:横3 | 縦4:横3(履歴書の写真と同じ) |
| ピクセル数 | 縦560×横420、縦600×横450 など | 縦600×横450ピクセル前後 |
| ファイルの形式 | JPEG(.jpg)。PNG可の場合も | JPEG |
| 容量の上限 | 数MBまで、など | 1MB以下にしておけば、たいてい通ります |
指定は変わることがあるので、登録の前に、そのサービスの最新の案内を確かめてください。
写真は「小さく見られる」前提で作る
採用の担当者が応募者を確認する画面では、写真は一覧の中の小さな表示になることが多く、開いても数センチです。ここで効いてくるのは、細部の美しさより次の点です。
- 顔の大きさ:頭の上の余白が広すぎると、顔が小さくなって表情が読めません。
- 明るさ:小さな表示では、暗い写真はより暗く見えます。
- 背景との差:服や髪が背景に近い色だと、輪郭が消えます。→ 服の色と背景色
- 柄:縮小されると細かい柄がちらつきます。
画質が落ちる、4つの原因
1. メッセージアプリで送る
多くのメッセージアプリやSNSは、通信を軽くするために、写真を送るときに自動で縮小し、強く圧縮します。画面で見る分には気づきませんが、ピクセル数が半分以下になっていることもあります。スタジオから受け取ったデータを自分のスマートフォンに移すとき、家族に送ってもらうとき、ここで劣化することがいちばん多いです。
2. 保存をくり返す
JPEGは、保存するたびに少しずつ画質が落ちる形式です。切り抜いて保存、明るさを変えて保存、とくり返すと、肌にブロック状のむらが出てきます。加工は元のデータから一度で行い、別の名前で保存します。
3. スクリーンショットで代用する
画面に表示した写真をスクリーンショットで保存すると、画面の表示の細かさまで落ち、色も変わります。応募用には使わないでください。
4. 小さい画像を引き伸ばす
縮小したデータを、あとから大きくしても、失われた細部は戻りません。プリントすると輪郭がぼやけます。
プリントの現場から
焼き増しのご注文で届くデータのうち、仕上がりが粗くなるものの多くは、撮影そのものではなく途中の転送で小さくなったデータです。履歴書サイズ(縦4×横3cm)をきれいに刷るには、顔の部分だけでなく写真全体で、縦が1,000ピクセル前後あると安心です。Web用に縦600ピクセルへ縮めたデータは、プリントには向きません。
色:sRGB で保存する
写真データには「この数値はこの色」という取り決め(色空間)が記録されています。Webの標準は sRGB です。一部のカメラや写真館のデータは Adobe RGB で作られていることがあり、これをそのままWebに上げると、色がくすんで顔色が悪く見えることがあります。
応募用に書き出すときは、sRGB に変換して保存します。スマートフォンで撮った写真は、ふつうそのまま使えます。
データの持ち方
- 元データは触らないスタジオから受け取った、または撮ったままのファイルは、そのまま保管します。
- 用途ごとにコピーを作る「プリント用(大きいまま)」「Web用(縦600×横450)」のように分け、ファイル名で区別します。
- 2か所に置くスマートフォンだけでなく、クラウドやパソコンにも。機種変更で失くす方が多いです。
- 撮影日を記録する3か月を過ぎたら、使い続けてよいか見直します。
紙の写真しかないとき
証明写真機で撮った写真や、昔に写真館で撮った写真で、紙しか手元にないことがあります。この場合は、写真をスキャンしてデータにします。
- 家庭用のスキャナーなら、解像度を高く(600dpi以上)設定して読み取ります。
- スマートフォンで写真を撮る方法は、光沢の反射とゆがみが出やすく、証明写真のような小さな原稿には向きません。
- PhotoDelivery.JP の証明写真データ化は、原本を郵送すると、スキャンしてデータにし、プリントもできます。
なお、写真館で撮った写真には、写真館が定める利用の条件があります。データ化や焼き増しの前に、撮影した写真館にご確認ください。
よくある質問
Web履歴書の証明写真は、何ピクセルで作ればよいですか?
まず応募先・転職サイトの指定に従ってください。指定がなければ、縦4:横3の比率で、縦600×横450ピクセル前後が扱いやすい大きさです。大きい分には、登録するときに縮小されるので困りません。小さい画像を引き伸ばすのは避けてください。
容量が大きすぎると言われました。どうすればよいですか?
ピクセル数を下げるのが先です。縦600×横450ピクセルにすれば、JPEGの画質を高めにしても数百KBに収まります。画質の設定だけを極端に下げると、肌にブロック状のむらが出ます。
スマートフォンのメッセージアプリで写真を送っても大丈夫ですか?
多くのアプリは、送るときに画像を自動で縮小・再圧縮します。見た目は同じでも、プリントや登録に使うと粗さが出ます。メールに添付する、クラウドの共有リンクで渡す、アプリの「オリジナル画質」の設定を使う、のいずれかにしてください。
紙の証明写真しかありません。スマートフォンで撮ってデータにできますか?
できますが、おすすめしません。写真の表面の光沢が反射し、ゆがみと色ずれが出ます。証明写真は小さいので、撮り直すと細部も足りません。スキャナーで高い解像度で読み取るか、PhotoDelivery.JP の証明写真データ化をご利用ください。
データの色が、画面によって違って見えます。
画面はそれぞれ色が違うので、ある程度は避けられません。ただ、写真データが Adobe RGB など sRGB 以外の色の設定で保存されていると、Webに上げたときに全体がくすんで見えることがあります。Web用のデータは sRGB で保存してください。
プリント用とWeb用で、データを分ける必要はありますか?
はい。プリント用は撮ったままの大きなデータ、Web用は縮小したデータ、と分けて持つのが安全です。Web用に小さくしたデータからプリントすると、粗くなります。