撮影を予約

転職の証明写真|レタッチ

消すのは「その日たまたまあるもの」。その人の特徴は残します。

「証明写真の加工はどこまでよいのか」は、いちばん多い質問のひとつです。写真スタジオが実際に使っている基準は単純で、面接の日にもそこにあるかどうか、です。

更新  文・監修 ザナビジョン株式会社 編集部(リクルートフォトスタジオ/PhotoDelivery.JP 運営)

このページの要点

  • 基準は「面接の日にも、そこにあるか」。なければ消してよく、あれば残します。
  • 肌は「なめらかにする」のではなく、色むらを整える。質感を消すと、小さく刷ったときに不自然になります。
  • 顔の形・目の大きさ・ほくろには、原則としてさわりません。
  • 良いレタッチは、されていると気づかれないものです。

線引きの基準

証明写真は、本人であることを示す写真です。同時に、応募書類の一部として、できるだけ良い状態の自分を見せたい写真でもあります。この2つを両立させる線が、「面接の日にも、そこにあるか」です。

区分例扱い
その日たまたまあるもの吹き出物、かみそり負け、そり残しのひげ、寝ぐせ、はねた毛、服のしわ・ほこり、汗のてかり、目の充血消す
状態によって変わるものくま、くすみ、ひげの青み、肌の赤み、ほうれい線の影、しみ薄くする(消さない)
その人の特徴ほくろ、骨格、輪郭、目・鼻・口の形と大きさ、二重の幅、傷あと原則さわらない
撮影の条件によるもの色かぶり、明るさ、背景のむら、眼鏡の映り込み、レンズによるゆがみ正しく直す

左右の差は、撮影と軽い補正で目立たなくする範囲にとどめます。完全に対称にはしません。

肌:なめらかにしない。色むらを整える

肌の修整で、いちばん差が出るのがここです。肌が荒れて見える原因は、凹凸よりも色のむら(赤み、くすみ、影)です。色むらだけを整えると、毛穴やきめは残ったまま、きれいな肌に見えます。

反対に、ぼかして凹凸ごと消すと、肌は陶器のようになり、鼻や頬の立体までなくなります。大きな画面では「きれい」に見えても、縦4×横3cm に刷ると、顔全体がのっぺりとした、輪郭のあいまいな写真になります。

仕上げの現場から

修整は、仕上がりの大きさで確かめます。画面で大きく拡大して作業し、最後に履歴書の写真と同じ大きさまで縮めて見ます。その大きさで「修整した」と分かるようなら、やりすぎです。逆に、拡大しないと分からない小さなしみを消すことに、意味はありません。

やりすぎると、何が起きるか

面接で、印象が下がる

写真を見てから会うと、人は無意識に写真と比べます。写真のほうが良すぎると、実物の印象が「写真より落ちる」ところから始まります。写真が実物に近ければ、会ったときの印象はそのまま良いものとして残ります。

小さく刷ると、不自然さが目立つ

目を大きくする、あごを細くする、といった形の加工は、背景や髪の線にゆがみを残します。小さな写真では細部が見えない分、全体の違和感だけが伝わります。

写真ごとに顔が変わる

転職サイトの写真、履歴書の写真、ビジネスSNSの写真。加工の強さが違うと、同じ人なのに印象がばらばらになります。同じ撮影のデータでそろえるのが安全です。

アプリの自動加工について

スマートフォンのカメラや写真アプリには、最初から肌をなめらかにする処理が入っているものがあります。自分で加工したつもりがなくても、かかっていることがあります。証明写真として使うなら、次を確かめてください。

使ってよい

  • 明るさ・色合いの軽い調整
  • 傾きの補正、切り抜き
  • 背景の小さなごみ・影の除去

使わない

  • 美肌・美顔の自動補正
  • 目・鼻・輪郭の形を変える機能
  • 色を大きく変えるフィルター
  • 背景を自動で切り抜いて差し替える機能(髪の輪郭が不自然になりやすい)

修整を頼むときの伝え方

写真館で撮るときは、気になる点を先に伝えてください。「ここは消してほしい」より、「ここが気になる」と伝えるほうが、撮影の光や角度から対応できます。レタッチは、撮影で整えきれなかった分の仕上げです。

  • 気になるところ(例:右目が小さく写る、口角が片方下がる、くまが出やすい)
  • 残したいところ(例:ほくろ、えくぼ)
  • 応募する業界と職種
  • 仕上げの強さの好み(自然なまま/少し整える)

よくある質問

証明写真を加工するのは、不正になりませんか?

肌荒れや髪の乱れを整える程度の修整は、写真館で昔から行われてきたもので、問題になりません。問題になるのは、顔の形や目の大きさを変えて、会ったときに別人に見えるような加工です。本人確認に使う公的な書類(パスポート、運転免許証など)は、決まりがより厳しいので、提出先の案内に従ってください。

ほくろは消してもらえますか?

原則として残します。ほくろはその人の特徴で、面接の日にもあるからです。ご本人の強い希望があれば薄くすることはありますが、顔の目立つ位置にあるほくろを消すと、会ったときに違和感になります。

写真アプリで加工した写真を、履歴書に使ってもよいですか?

明るさを少し整える程度なら構いません。肌をなめらかにする機能や、目・輪郭を変える機能は、小さく刷ると不自然さが目立ち、「加工した写真」とすぐに分かります。使わないことをおすすめします。

レタッチの強さは選べますか?

リクルートフォトスタジオでは、仕上げの強さが異なるデータや、左右の差を補正したものと元のデータの両方をお渡しするプランがあります。見比べて、応募先に合うものを選べます。

歯並びや、歯の色は直せますか?

履歴書の写真は口を閉じるのが基本なので、歯はふつう写りません。笑顔の写真が求められる職種では、色を少し明るくすることはありますが、形は変えません。

手元の写真だけ、あとから修整してもらうことはできますか?

PhotoDelivery.JP では、プリントの注文とあわせて、背景色の変更や写真の修正を受け付けています。元の写真の状態によっては、お受けできない場合があります。